『The long goodbye』(1953年出版 作家レイモンド・チャンドラー)

 

このハードボイルド小説は1973年にロバート・アルトマン監督により映画化されています。

先日、地上波で放送されていたので友人と二人で観ていました。

 

見ている途中で「このThe long goodbyeというタイトルに邦題を付けるとしたら何?」と友人が言い出し、映画そっちのけで二人で考え込みました(笑)

 

あくまで殆ど映画は観ていませんので内容とずれている点はご了承くださいm(__)m

 

私が付けた邦題は『また会う日まで』

Theという冠詞が付いているため、long goodbyeの前には何か名詞が省略されているはずだと考えました。

goodbyeは良い別れ方、つまり将来的に再会する可能性を持つ(また会う)→dayが省略されていればしっくりくる!

というかなり文法的な導き方になってしまいました…^_^;

当の議論をふっかけてきた友人はというと先に私が案を出したせいかこのタイトル以外思いつかないと言い出し(笑)

 

しかし折角なので、他にどんな邦題がつけられるか興味が湧いてきて別の友人に聞いてみました(^^)

 

英国にこの夏1ヶ月留学していたAちゃん『旅立ちの日に』

long goodbyeをどこか遠い所へ旅立つイメージだと直感で捉えたそうです!

 

(この小説を読んでいた)文学少年T君

1番しっくりくるのは直訳の『長いさよなら』、若しくは『宿酔いの悪夢』、『ある探偵の手記』この二つは直感で。

奇を衒うなら『愛してました』

主要人物であるテリーに対して色々な人物が親しみを感じていて、しかしその愛情というのは(男女問わず)、死後に最も強く感じられるところがある為、冒頭で死ぬテリーの事を考えると過去形になる事が一番愛を強く表現出来そうだと考えたそうです。

 

答えは自由というフィールドで人によって様々な訳し方を知ることで、友人たちの普段見られない考え方を知るというちょっと面白い体験が出来ました♪

そしてとりあえず、早く小説を読むなり映画を観るなりしたくなりました(●^o^●)

フロント:重松